TEAM YOKOHAMA EV CHALLENGE のパイクスピーク挑戦

横浜ゴム(株)は「チーム・ヨコハマ・EVチャレンジ」を掲げ、毎年6月終わり頃にアメリカ・コロラド州で開催される世界で最も過酷なヒルクライムレース「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にオリジナルEVレーシングカー(電気自動車)で2009年から参戦。

ゼロエミッションレーシングカーと低燃費タイヤで挑む同チャレンジは、「走る喜びと環境との調和」「電気自動車用タイヤの研究開発」を目的としており、2010年と2011年には2年連続でEVの歴代最速記録を更新したほか、2012年は自己ベストを21秒以上短縮するなど年々そのパフォーマンスを高めている。ドライバーは国内外のオフロードレースで活躍する塙郁夫選手を起用。

また2012年にはSHOW AIKAWA WORLD RALLY TEAMから奴田原文雄選手がADVANカラーのEVレーシングカーTMG-EV P002で参戦しEVのコースレコードを記録した。

☆ パイクスピーク・ヒルクライム・リザルト
車両 ドライバー タイム タイヤ 特記
2009 EV Racing Buggy ER-01 塙 郁夫 14分50秒75 GEOLANDAR H/T-S Wet
2010 EV Sports Concept HER-02 塙 郁夫 13分17秒57 ヨコハマ EV オン&オフ
プロトタイプ
EVのコースレコード
2011 EV Sports Concept HER-02 塙 郁夫 12分20秒084 BluEarth(プロトタイプ) EVのコースレコード
2012 EV Sports Concept HER-02 塙 郁夫 11分58秒974 BluEarth-A  
2012 ADVAN TMG EV P002
(TEAM Show)
奴田原文雄 10分15秒380 ADVAN A048 EVのコースレコード
2013 EV Sports Concept HER-02 塙 郁夫 retire BluEarth-A Heavy Wet、トラブル
2014 EV Sports Concept HER-02 塙 郁夫 12分18秒019 BluEarth-A crash、トラブル

パイクスピーク・インターナショナルヒルクライムとは

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)」は米国コロラド州ロッキー山脈東端に位置するパイクスピークと呼ばる山を舞台にするヒルクライムレース。別名「雲に向かうレース」と呼ばれ、標高2,862mのスタート地点から 富士山の標高3,776mよりも高い4,301mの頂上までおよそ20kmを一気に駆け上がりそのタイムを競う。

初開催は1916年とインディ500に次いで米国で二番目に古い歴史と伝統を持つ自動車レースで2016年には100周年を迎える。

レースの舞台となる観光有料道路のパイクスピーク・ハイウェイは以前全て未舗装路だったが環境問題に対応する為に近年徐々に舗装区間が増え2011年のレース後に全舗装となった。156もの様々なコーナーに加え、気温や天候の変化が激しい過酷なレースと して知られおりスタート地点は快晴でも山頂はヒョウや雪が降ることも。山頂付近では低地に比べ空気が6割位薄くなりエンジン車、特に過給器無しの車は大きくパワーダウンしてしまう。

参加車両は4輪、2輪、サイドカーやATV、トラクターヘッドなど多岐にわたり全体で180台位の参加がある。クラシッククラスがある一方で4輪では改造無制限のアンリミテッドクラスがあり1000馬力を超えるモンスターマシンがタイムを競っている。

近年ではEVもかなりタイムアップしてきており2013年にはEVバイクが2輪の初優勝を飾った。4輪も全体のトップタイムに近い所まで来ており優勝が期待されている。



写真左:コースイメージ。左下からスタートして山頂がゴール。

写真中:コース図。コーナ数は156。

写真右:1977年の優勝車。パイクスピーク・ヒルクライムは1916年から行われ米国で二番目に古いレース。EVの最初の記録は1981年。

写真左:スタート地点でここから計測開始。正面に見える山の山頂がコール地点。チェッカーを受けたクルマはレース終了まで山頂に置かれる。

写真中:バイクのスタート待ち。バイクの参加も多く他にサイドカーやATV等も参加。全体で180台位のエントリーがある。

写真右:ファンフェスタ。練習走行金曜日の午後~夜にかけてダウンタウンを封鎖して行われる街を上げてのお祭りで毎年かなり賑わう。

写真左:決勝日朝のスタート付近のパドック。
写真中:決勝日のミドルセクション終わり付近。この辺で富士山の標高に近く雪が残ってる事が多い。眼下にコースが見渡せるこの斜面は人気エリア。
写真右:ゴール地点から帰ってくる車両とハイタッチ!毎年これが楽しみな観客も多いと思われます。


ロワセクション。クリスタルクリーク貯水池の側からスタートし森の中を駆け抜ける。
このセクションはコース全長半分くらいを占め、前半はハイスピードなコーナーが続き、後半から勾配がきつくなってくる。

ミドルセクション。森林限界を超えた急勾配なエリア。
九十九折の低速コーナからの加速を繰り返すセクションでガードレールの無い崖の部分も多く崖から落ちてしまう車両も・・・。
継ぎ目のないパワーを発揮できるEVの得意とするエリア。

トップセクション。富士山より高い標高の高いエリア。
前半はハイスピード、後半は山頂まで駆け上がる。特に標高が高いため空気が薄く寒い。

山頂へは別ルートから世界一高い所を走るコグ鉄道が運行しており、山頂のおみやげ屋のドーナツは名物の一つ。

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